線光背作成

聖観音菩薩(五寸)の線光背作成 輪の部分はまず、木の棒状のものを薄く鉋で削ります。 それを型に巻きつけ、繰り返し何重か巻きつけて厚みを出していきます。 ある程度の厚さになったら型から取り外し、形を整えます。 線の部分は40本均等に削ります。 あとは…

祈りのかたち 「尖石さま」

ゴールデンウィーク最終日に長野県 茅野と諏訪に行ってきました。 なんの計画もなしに宿だけ決めて行ったのですが、途中で「縄文の道」というのを地図で見かけ、早速行ってみることに。 進んでいくとそこには「尖石遺跡」がありました。 階段を降りて行くと…

台座 框(かまち)

聖観音菩薩様の 台座の框(かまち)とあしを作っています。 細かい作業が続いております。

今ここに

過去でも未来でもなく、「今ここ」にいることができれば雑念は消える。

聖観音菩薩 台座 制作中

昨日、今日と仏像を通してお知り合いになった方とお話しをしていて思ったこと。 それは人と関わり合って気付かされ、己を知ることが多々あるということ。 篭って自分と向き合う事も必要だけれど、人との関わりで人生成り立っている。 ご縁を頂いたことに感謝…

後ろ姿

後ろ姿にも拘りたい。 昔の仏像は背後を見られることがあまり無かったため、背後は大雑把に彫られている仏像が多い。 人も後ろ姿でその人となりが表れる。 仏像も同じなのではないでしょうか。

聖観音菩薩 制作過程

仏像の制作過程は 木取り→粗彫り→小作り→整理→仕上げ→完成 聖観音菩薩像(五寸)、今は整理という段階。 もうすぐ仕上げに入ります。 その後に台座と光背の制作です。

お地蔵様

小さなお地蔵様、 本日納めさせて頂きました。 穏やかな日々をお過ごしになられますように。

一年が経ちました

3月31日、今日で仏像彫刻工房 優月を開設して一年が経ちました。 沢山のご依頼を頂き、お手元に届いた時には大変お喜び頂き、少しはお役に立てたのかと有難く思います。 「優月」という名前を付けた理由、それは月を眺めていると何故か落ち着きます。月のよ…

お地蔵さま

お守りとして持ち歩きたいというご要望で、 なるべくシンプルに彫り上げます。 形が出来上がった後は、彫刻刀のみで丁寧に表面を滑らかにしていきます。

新月そして雨音

今日は新月 お香の香り 雨音が心地よい

途中経過

2月28日、今日で2月も終わり。 聖観音菩薩像、丁寧に彫り進めています。 まだまだここから細かく彫りあげていきます。 ようやく少し御顔が整ってきました。

聖観音菩薩 光背

線光背 光を放つような放射線状に、一本一本削っていきます。 長いもの8本、短いもの32本 合計40本

観音様の腰のライン

観音様の腰のラインを出すため、 腰と腕の脇に穴を空ける。 そして少しずつ彫り動きを出していく。 観音様は腰のラインをいかに出せるかが 難しい所でもあり、見せ所でもある。

夜な夜な書道の練習

3月に東京都美術館での書道展に出展することになり、夜な夜な練習しています。 写経を書いているよう。 書道と彫刻は共通する部分がある。 一ヶ所に集中していると全体のバランスを崩す。

マネ会に投稿させていただきました

みんなでお金のことを考えるサイト「マネ会」に私のコラムが掲載されました。 「祈りを形に42歳で見つけた仏像彫刻師という仕事」 どのような経緯で仏像彫刻を始めたのか、どのような想いで彫っているのかなどを書かせて頂きました。よろしければお時間ある…

聖観音菩薩立像 粗彫り3

全体のバランスを見ながら彫り進めて行きます。 今日は顔と手を縮めて行きました。

聖観音菩薩立像 粗彫り2

聖観音菩薩様の粗彫り、少しずつ腰のひねりと天衣(てんね)の緩い曲線が出てきました。 この段階ではっきりとしためりはりを出し、 しっかりした土台作りが重要です。 なんにでも言えることですが、しっかりとした基礎、土台ができていないと、良い物は作れま…

聖観音菩薩立像 粗彫り

聖観音菩薩立像の粗彫り 今回は高さ五寸(約15センチ)と少し小ぶり

二人の天使

先日完成したマリア様の後ろには実は天使が隠れていました。 マリア様のベールを少し持ち上げています。 左手には椿の花を一輪。 そしてマリア様の左の足元にもベールに隠れた 天使が居眠り

望みを叶えてくれる月

「むかしの人は、三日月に望みをたくすと、やがて満ちて、望みがかなえられると信じてきたんだ。」 月の満ちかけ絵本より 今回制作したマリア像にも足元に三日月を添えた。それは被昇天のマリア像には三日月が描かれているから。 今日も綺麗なお月様が。

マリア像 完成

マリア像が完成しました。

彫り始め

今日から聖観音菩薩立像(五寸)を彫り始めました。 今回のご注文は心の拠り所としての仏像を彫ってほしいとのご依頼です。 精魂込めて彫らせていただきます。

書道展へ

お仏像を入れるための桐箱に、箱書きを自分で書きたいと思い書道を習い始めた。 書家 上籠鈍牛先生にご指導いただいている。 今日訪れたのは、上籠先生もご出展されていて、丑年生まれの書作家たちの作品が展示されている書道展「雅涎会書展」と、 上籠先生…

台座に取り付ける

年が明け、澄んだ空、お日様がぽかぽか気持ちいい。 元旦から暖かい部屋で彫刻ができるなんて幸せだな。。とつくづく感じます。 今日も朝から作業。マリア様が仕上がり、最後に台座に取り付けるための作業。穴を開け固定させます。 これで完成。 マリア様の…

2019年明けましておめでとうございます

2019年明けましておめでとうございます。 今年のご来光は少しおくれてお目見えしました。それでも力強い真っ直ぐな光です。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

2018年 有難うございました

2018年 皆さま 有難うございました。 今年は4月に仏像彫刻工房 優月(ゆうげつ)を開設し、たくさんのご縁をいただき、多くの方に支えていただきながら進んでこれました。 9月には上野の森美術館別館にて日本木彫刻展に出展し、たくさんの方が足を運んで下さい…

鉋(かんな)がけ

マリア像の台座の鉋(かんな)がけ 平行にかけるため、大工道具の罫引き(けびき)を使って。

メリークリスマス マリア様と共に

マリア様の仕上げに入っております。 クリスマスイブの夜に深い祈りと共に彫っていました。 宗教を超えて、国を超えて、平和を祈る気持ちは同じ。 メリークリスマス 素敵なクリスマスをおすごしください。

一歩先を創造する

どのように彫り進めるか、一歩先を想像しながら彫っていく。 未来を切り拓いていくのも、自分の意志で創造していくことと同じ。