3月31日、今日で仏像彫刻工房 優月を開設して一年が経ちました。
沢山のご依頼を頂き、お手元に届いた時には大変お喜び頂き、少しはお役に立てたのかと有難く思います。
「優月」という名前を付けた理由、それは月を眺めていると何故か落ち着きます。月のように優しく寄り添ってくれるような御仏像を彫らせて頂きたいという想いからなのです。
一人一人の心と魂と共鳴できるような御仏像を彫れるよう、精進していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
先日熊野へ行って参りました。
観光ではあまり行かないような裏熊野へ。
熊野の人々は自然の神々を大切にしています。
奥地の滝に辿り着いた時、透き通った滝壺の水が目の前に広がり、命の源を見たような感覚でした。風の声、木々の囁き、土や岩の波動。
自分の存在が在って無いような感覚。人間は自然の一部だということを改めて感じました。
その感覚を忘れないようにしたいと思います。