最終段階の仕上げに入っております。 表面をツルツルにするわけですが、ヤスリは使わず彫刻刀だけで仕上げていきます。 まずは平らな面を一本一本通していきます。そして今度はその面と面との間の凸になった部分を更に平らにしていきそれを繰り返していくと…
仏像を彫っていてやっぱり時間がかかってしまうのがお顔の部分。自分が納得いく顔にならないと眠れなくなるのです。いつも彫り直しが効くように顔の部分は少し多めに残しておきます。「これで良し!」と思っても、翌日見てみると光の加減で違って見えて修正…
今日は久しぶりに彫刻刀作り。 これが結構手間がかかるのです。 まずドリルで穴を開け刃を差しました。 これからかんなで持つ部分を削っていきます。 仏像彫刻を始めた頃、まずは彫刻刀20本を作るところから始めました。 そして色を塗り、乾かしてからヤスリ…
一昨年前にお納めしたマリア様。 お客様がポルトガル旅行に行かれた際に一緒に連れて行ってくださったのです! 世界遺産であるアルコバッサ修道院とエヴォラにある教会で写真を撮ってくださいました。 自分ではなかなか行くことができない場所に彫らせていた…
粘土で形が出来上がったものに線を引き、縦横それぞれの線に番号をつけます。 粘土を見ながら木を彫り進めて行きます。 今回彫る木は木曽檜。 この道祖神に合った、とても優しくて温かみのある木が手もとにやってきてくれました。
小さな不動明王。 本体の高さは約9センチ、 台座と光背を含め全体で約16センチです。 小さくて可愛いけれど力強い表情に。 空海が日本に伝えた不動明王は髪型は総髪で両眼開いていて、下唇を噛んでいるもの。 その後時代によって色々なお姿の不動明王が彫ら…
道祖神 遠い遠い昔からそこにいる。 風に吹かれても、雨に打たれても、 ただただそこにいる。 二人は静かに淡くひとつになっていく。 ながいながい時を経た今、そして永遠に。