師匠である仏師 関侊雲先生、紺野侊慶先生監修の新書が出版されました。 「細部を美しく仕上げる 仏像彫刻 表情・頭部・手・足」 師匠から教わった仏像彫刻の基礎が事細かく丁寧に描かれています。仏像彫刻をされる方にはとても参考になる有難い一冊です。教…
4月8日は灌仏会、お釈迦様の誕生の日 お釈迦様がお生まれになって言われた言葉 天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん) 人間ひとりひとりが尊い存在だと。
千手観音の御守りですが、桜の木は非常に硬く、この船の様な形になるまで叩きノミである程度彫りました。 これから表面を彫ります。 後ろは彫刻刀でつるんとした仕上げに。 昨年熊野を訪れた際に補陀洛山寺を参拝し、御本尊である千手観音菩薩立像(重要文化…
大きさ僅か10センチ程。細工がし易いように硬い木、桜の木を選んだ。 寸法よりも木が厚かったので鉋で削ったりノミで叩く。かなり硬い。
釈迦如来坐像(一尺)本体の形がほぼ出来上がり、これから整理をし形を整え、仕上げていきます。 今夜は雪の予報、冷え込んできました。 どうぞ暖かくしておすごしください。
葛飾柴又帝釈天題経寺 彫刻ギャラリー 本堂の奥には彫刻ギャラリーと大庭園があります。こちらの彫刻が圧巻でした! 本堂は総欅造りで、この御堂の外壁に素晴らしい木彫が施されているのです。 その彫刻は法華経の説話を10人の名彫刻師によって彫られたもの…
1月5日、浅草寺にお参りに行ってきました。日中はまだ多くの参拝客で賑わっていて、他からお参りすることに。 雷門の目の前に建つ浅草文化観光センター8階展望スペースからの眺めはおすすめです。 無料で比較的空いています。 そして日が落ちた頃にお伺いし…
新年が明けたと思ったらもう1月7日。今日は松の内、そして七草粥をいただく日ですね。 お正月は元旦から彫り始めていましたが、ゆっくりと今年の目標や計画を練る時間も取ることにしました。というのも今年で私ちょうど50歳になるのです!彫刻ができるのも…
令和二年書初めは春に行われる大きな書道展用作品の練習。 こちらは中国 趙宗文の漢詩の一部。 清明道中懷いを書す 春風が吹いて花が咲き乱れ、旅人は季節の移り変わりの早さに驚く。 寒食を過ぎたというのにまだ旅の途中であるのを嘆き、衣服を替えることも…
新年明けましておめでとうございます。 調布飛行場からの初日の出です。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 夜明け前
2019年も残りあとわずか。今年もたくさんの素敵なご縁をいただきました。 お客様がお喜びになっていただき、微力ながらもお役に立つことができたことに喜びを感じ、彫らせていただいたことに感謝しております。 仏像彫刻工房優月を開設した2018年4月から…
道祖神様が完成し、本日ご依頼主様の元へお届けにお伺いしました。 私のブログをご覧になりご依頼いただいてからお会いすることもなく、メールでのやりとりで制作させていただきました。 ご両親のために仲睦まじいお二人の様な道祖神様を彫らせていただきま…
道祖神の仕上げ、もうすぐ完成します。 表面の凹凸が見易いのは太陽光、自然な光なんです。 夜に作業をしていて綺麗に仕上がったつもりでも、お天道様の下では誤魔化せません(笑) 機械で表面をツルツルにすることもできますが、やっぱり人の手で仕上げたもの…
最終段階の仕上げに入っております。 表面をツルツルにするわけですが、ヤスリは使わず彫刻刀だけで仕上げていきます。 まずは平らな面を一本一本通していきます。そして今度はその面と面との間の凸になった部分を更に平らにしていきそれを繰り返していくと…
仏像を彫っていてやっぱり時間がかかってしまうのがお顔の部分。自分が納得いく顔にならないと眠れなくなるのです。いつも彫り直しが効くように顔の部分は少し多めに残しておきます。「これで良し!」と思っても、翌日見てみると光の加減で違って見えて修正…
今日は久しぶりに彫刻刀作り。 これが結構手間がかかるのです。 まずドリルで穴を開け刃を差しました。 これからかんなで持つ部分を削っていきます。 仏像彫刻を始めた頃、まずは彫刻刀20本を作るところから始めました。 そして色を塗り、乾かしてからヤスリ…
一昨年前にお納めしたマリア様。 お客様がポルトガル旅行に行かれた際に一緒に連れて行ってくださったのです! 世界遺産であるアルコバッサ修道院とエヴォラにある教会で写真を撮ってくださいました。 自分ではなかなか行くことができない場所に彫らせていた…
粘土で形が出来上がったものに線を引き、縦横それぞれの線に番号をつけます。 粘土を見ながら木を彫り進めて行きます。 今回彫る木は木曽檜。 この道祖神に合った、とても優しくて温かみのある木が手もとにやってきてくれました。
小さな不動明王。 本体の高さは約9センチ、 台座と光背を含め全体で約16センチです。 小さくて可愛いけれど力強い表情に。 空海が日本に伝えた不動明王は髪型は総髪で両眼開いていて、下唇を噛んでいるもの。 その後時代によって色々なお姿の不動明王が彫ら…
道祖神 遠い遠い昔からそこにいる。 風に吹かれても、雨に打たれても、 ただただそこにいる。 二人は静かに淡くひとつになっていく。 ながいながい時を経た今、そして永遠に。
地蔵菩薩立像(五寸)が完成致しました
今日の午前中は仏画で阿弥陀如来の下絵を描く。 仏像彫刻でもそうなのですが、左右対称にするのが難しい。。顔を何回も描き直す。。
道祖神の様な像を木彫で制作させていただきます。 今回の制作は仲睦まじいご両親への想いを、道祖神の様な夫婦和合の様子を木彫で表現するというご依頼です。 ご両親のお写真をたくさん共有してくださり拝見し、写真からご夫婦のあたたかい愛の絆を感じ胸が…
台座も完成。 お散歩にでも出かけよう。
地蔵菩薩立像も完成間近になってきました。 円光背は蟻桟(ありざん)という手法で円の部分と棒の部分が組み込まれています。 あとは台座の仕上げをして完成です。
地紋彫りしたものを額に入れると一段と引き立ちますね。 バックの色によっても雰囲気が変わる。 今回はえんじ色、重厚感がでます。
仏像彫刻を始めた頃、まず彫刻刀の使い方から教わりました。その時に彫ったのが「地紋彫り」。その頃は真っ直ぐに彫刻刀で刻みこむ事も出来ず四苦八苦。平らな面を彫るのも凸凹になり。基礎とはいえ地紋彫りはとても難しいのです。 今回制作したものは額装を…
パナソニック汐留美術館で開催されている「マイセン動物園展」へ ドイツのマイセンはヨーロッパで初めて硬質磁器製造に成功したブランドです。 17世紀になり東インド会社が設立され、中国や日本などから東洋磁器が輸入されるようになりました。それまでヨ…
東京はすっかり青空になり、 午前中は大掃除と洗濯、気分もすっきり。 先日購入したお香を焚く。 日本最古の御香調達 薫玉堂さんのお香。 いくつかの香りを試させて頂き、「音羽の滝」を選びました。 今、地蔵菩薩像の仕上げ中。仕上げには自然光がいいので…
いつもご指導頂いている関侊雲仏像彫刻・木彫刻学院のホームページでご紹介頂きました。こちらで学ばせて頂いてから7年目ですが、仏像彫刻は一生学びだと思っております。仏師 関侊雲先生、紺野侊慶先生は10代から修行をされ、この道20年以上です。代々受け…